3月4日雛祭りで町中が華やかな雰囲気の八女。
霧雨の八女の明永寺で開催された「テラコヤノミノイチ」。
ホステルあかりは「貸本」屋さんをオープンしてきました。タルト屋さんとの出店なので「タルトと貸本」。初めての試みでしたが楽しい企画になりました!
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町並みが美的 |
えっ?貸本?
八女からどこへ返すの?
仕組みはこんな感じです。
-貸本代は無料。
-ホステルあかりの長崎仲間が提供してくれた本。
-返却地は「長崎」。
-返却は夏までに、と緩やかな設定。
つまりは「長崎のひと」が提供してくれた「本」を通じ、「長崎のまち」の空気を知らずと感じていただく、そしてあわよくば長崎まで返却しに来ていただき、しまいにはあかりにお泊りいただく、という壮大かつネバーエンディングな企画。
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門前にて |
「タルトと貸本」のブースを遠目にちらり、
「ん?」と立ち止まるギャル二人組、「(ギャル)長崎に返却やって(笑)、キャハハ~」
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こんな感じの男二人のブース。 |
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素敵なあなた |
「本」ってすごい力を持っているんですね。普段のわたしならお話しできないであろう色んなタイプの方がブースに近寄ってきてくれ、面白い会話がたくさん生まれました。
周囲のブースはさすが人気店の皆様、開始一時間ほどで売り切れ、販売も終わり閑散としておりましたが、「タルトと貸本」ブースはそんな「本」のおかげで静かにも会話が途絶えず、心地よい空間でした。
「えー、タルトもうないんですかー?残念ー!」すかさず「貸し本ありますよ(ニヤリ)」みたいな。
関西から息子さんを訪ねてきたこわもてのオヤジさん。アラーキーの写真集を手に
「(オヤジさん)これ売ってへんの?」
「(私)そうなんですよね、貸本なんで長崎に返却してもらうんですよ~」
「(オヤジさん)そんでお宅の宿に泊めるっちゅう魂胆やな?」
「(私)そうそう、よくお解りで。」
「(オヤジさん)オモロイやないの、ガハハー(笑)」
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本は売っとらんのかい? |
次はお上品な奥様。
「(奥様)えっ、なんなのこれ?」
「(私)貸し本なんですよー」
「(奥様)結局、長崎に来い!って話ね。(そんな手には乗らないわよって語気)」
「(私)はい。つまりはウチのお宿に泊ってね、という話しです(笑)」
姉妹の方だったか
「(女性)私ほんとにドライブ好きなんですよ。なんでサクッと返しに行きますねー」
「(私)ほんとですかー?サクッと、とは言え結構長崎は遠いですよー?泊りの方がいいんじゃないですかー?(ニヤリ)」
お酒好きほろ酔いの女性(酒蔵での試飲を楽しんだ後の来店)
「(女性)はまる、はまるー!この貸本屋さん!ちょうどこの本探してたんです、(貸してくれた)酒の竹山さんまで返しに行きますー♪お酒売ってるんですよね?」
「(私)はい、きっとあなたにぴったり、『Happyなお酒Life』を提案してくれますよ(またもニヤリ)」
なんと、お酒の差し入れまで、ありがとうございました!
八女、粋で面白い方々がほんとたくさんいらっしゃいました。
なんと「計7名、合計11冊」もの本が長崎に返却されることになっております。
こんな私達長崎人の魂胆!?に反応してくださりありがとうございました!!
境内所狭しと出店ブースが設けられ、お寺の本堂に休憩場所を設けていただいたりと、随分太っ腹かつオープンな明永寺さん。きっと地元のみなさん、檀家さんとの日頃からの信頼関係あっての催しなのであろうと感じました。
そして主催関係者のみなさま、誘ってくれたaocafeさんとタルトヤヒュッケリさん、ご来店・会話をしてくださったみなさん、そして本をわざわざ長崎まで返しに来てくれる「粋な」!?みなさま。
「タルト」と「本」のおかげで新たな出会いをいただき心より感謝しております。ありがとうございました。長崎にて再会できる日を楽しみにしております。返却は夏までですよー!
最後に本を提供してくれた仲間のご紹介です。
中島洋和(
アートワークス)
竹下雅哉(
珈琲人町)
竹下梨沙(
Khaki)
竹山慎平(
諏訪の杜お酒の竹山商店)
永山真策(
Gallery18)
伊東大輔(
タルトヤヒュッケリ)
前田奈緒美(
カメラのフォーカス)
坂本奈津子(
carioca)
ありがとねー!