Wednesday, March 23, 2016

さくら咲け。

そろそろ桜の季節です。今日チェックアウトされたシンガポールからのお客さんに「これは桜かしら?」と撮った写真を見せてもらいましたが、残念ながら梅でした。♪梅は咲いたか〜桜はまだかいな?

さて、桜と言えば先日20代の女性スタッフに「『チェリー』は誰の曲?」と尋ねられ「そんなのスピッツでしょ。」と自信満々に答えたら、今の子は「YUI」と答えるらしいという事を教わりました。「えっ?YUIって浅香唯のこと?」と思わず言いかけましたが、何とか思い止まってよかったです。まぁ、このようなネタはどこにでもあるジェネレーションギャップに関する他愛もない話なのですが、その後その流れから「今の若い子は筆記体が読めないし書けない」と言うオーバー40にとっては衝撃の事実を聞かされ、更に隔世の感を覚えたのでした。確かに調べてみると、悪名高き「ゆとり教育」以降「筆記体学習」はオプション扱いとなってしまっているようです。知りませんでした。。。

筆記体が書けたところで、殊日本において得することなど何もないですから、限られた時間の中で遍く知識を深めると言う観点から排除される学習領域が出てくるのは仕方ないですね。しかし、使用頻度の少なさや複雑過ぎるなどを理由に割愛されたり簡素化されてしまうのは個人的には首を傾げたくなります。もっとも自分も面倒臭い事は誰にも増して大嫌いなのですが、世の中、無駄と思われる事にこそ意味があったりもするということを、40年以上も生きてるとなんとなく感じたりしますからね。

ただ筆記体に関しては日本に限った話ではなく、本場アメリカでももう使わなくなってきているとか。なるほど、改めてステイカードを見てみると皆さん活字(ブロック)体ばかりです。では、かくいう私は筆記体を使うのか?と問われれば、確かに普段使わないですね。でも、たまに書いてみると、あの「i」の点 や「t」の横棒を最後に付け足す書き方に自分でうっとりしたりします。

さくら舞い散る花見の席で「どうだ、おじさん筆記体が書けるんだぞ〜。」「きゃー素敵!!」と羨望の眼差しで見つめられる、そんな時代がくるのを夢見て、若き日にせっかく教わった貴重な技を忘れないように日々精進しようと誓う今日この頃でした。お披露目の場が待ち遠しい、梅は咲いたぞ、桜はまだかいな。尚、そこのあなた「さくら」と言えば森山直太朗や河口恭吾じゃないらしいですよ。ご注意を。(こっそり)

Thursday, March 17, 2016

モップ、捨てっぷ、ジャーンプ!!

俗に2月は「煮えたぎる」3月は「錯乱する」と言われ、心がささくれる季節ですが、、、あっ、失礼しました。2月は「逃げる」3月は「去る」の間違いでした。日本社会に根ざした暦観のお陰で、すっかりせっかちなキャラ付けをされてしまっている実に気の毒な年の前半のこの時期ですが、通説に違わず確かに今年もあっという間に過ぎ去りつつあります。光陰矢のごとし。ブログも油断すると1-2ヶ月放置になってしまうのがげに恐ろしきことです。

ところで昨今はSNSと言われるコミュニケーションツールが世の中を席巻しておりますが故、逆に世間の監視や己に課した広報活動という重圧から若干解き放たれつつあるこのBLOGという枯れた媒体は、寧ろ緩やかにして地に足ついた真のコミュニケーション手段なのではなかろうかといささか的外れで言い訳じみた妄想をしておりますが、今朝も他愛も無いそのようなことを考えながら床のモップ掛けしておりましたところ、午前中にもかかわらず元気な韓国女子二人がチェックインにやってきました。現実に戻り掃除(妄想)の手を休め彼女たちの荷物を預かると、早速街に繰り出すお二人。と思いきやとりあえず宿の前の川の畔りで記念撮影。おーい、三脚道路にはみ出てますよ〜。一寸の光陰も軽んじないバイタリティー。なんかもうとっても楽しそうで羨ましいです。若いっていいですね。


朗らかな日に異国をぷらぷら散策。モップで床拭いて妄想している場合じゃありません。少年老い易く、学成り難し。いわんや中年をや。私も異国をぷらぷら旅したくなってきました。猛ダッシュで逃げ切りを決め込む3月が過ぎ去る前に、忙しさにかまける手を休め、みなさんもふらっと旅に出て見識を深めてみてはいかがかな。(ちょっと上からの物言い)