Monday, March 25, 2013

The Fish with No Name


もう3年くらい前でしょうか。
ゲストさんと街歩きメンバーさんが夜市か何かで金魚をすくってきてくれました。
確かその時は3-4匹くらい持って来てくれたと思うのですが、
現在はそのうちの1匹のみが生き残り、
今なお水槽で元気に泳いでおります。

元気に、、、?
泳いでる、、、?

すみません、今嘘つきました。
正確に言うと、決して元気というわけではなく、
もっと正確に言うと決して泳いでいるというわけでもなく、
金魚はただただまんじりともせず水槽の中で一点を見つめ、
恰も思索に耽るが如くじっとしています。

時々お客さんが、
「この魚は生きてるのかい?」
と心配そうな顔で訊いてきますが、
彼(彼女)はただただまんじりともしないだけでしっかり生きてます。

更におせっかいなお客さんは、
「こいつは幸せなのかい?」
とか
「名前は何だい?ないなら付けようか?」
と言ってくれたりもしますが、
私自身、魚の幸福度がわかる程悟っているわけでもないし、
名無しこそ長寿の秘訣ということも考えられるので敢えて名前も付けてません。

そういった訳で、
もはや生き物というより置物化してしまっている嫌いのあった
The fish with no nameですが、
先日まんじりともせず静止しているはずの水槽を指差し、
ひとりの外国のお客さんがこんなことを言ってきました。

「ココニ ギューニュー ヲ イレテモイイデスカ?」

最初言ってる意味が分からなかったので静かに微笑みながら
「Sorry?」と聞き返すとまた

「ココニ ギューニュー ヲ イレテモイイデスカ?」

と少し心配そうな顔で繰り返します。
「うん、水槽に牛乳とはなかなかおもしろい発想だなぁ、山田君彼に座布団5枚。」
とこの手のジョークにうまく返せない日本人なりの日本人的返しを思いつきましたが、
日本語かじりかけの彼にこの冗談返しは通用しないと思い、
一旦そのジャパニーズジョークをサヤに納め「その冗談おもしろくない」という顔をしてあげると、
彼は決して冗談ではないと言った哀しい顔をします。
その顔があまりにも慈悲深く見えたので、
彼の指差すその水槽を見てみると、
なるほどThe fish with no nameの背びれが半分程水から出ております。
そうです、水槽の水が体の一部がはみ出すくらいに減っていたわけでございます。
何と彼は水かさが減った水槽でまんじりともしないThe fish with no nameを思い、
液体を追加注入してあげようとしていた訳であります。
やさしいこころの持ち主です。

しかし「ギューニュー」とはいささかおかしくないですか?

「アー ユー シュアー?
ギューニュー イズ ノット ウォーター
ギューニュー ミーンズ ミルク」

彼にそう囁くと彼は「Oh!」と言ってアタアを抱え込みました。

なるほど、日本語かじりかけの彼は「ミズ」と「ギューニュー」を間違えていたわけです。
よくあります、そんなこと。
昔日本に旅行に来ている台湾人の女の子をナンパしてたとき、
ちょっとかじった中国語で
「ニー シー シュエション マ?(学生ですか?)」
と聞きたかったのに
「ニー シー シエンション マ?(先生ですか?)」
としつこく聞いていた過去を思い出しました。

「わかる、わかる、君のその気持ちよくわかるよ」
頭を抱えた彼をそっと慰め、
慌てて牛乳ではなく水を追加注入してあげると、
The fish with no nameは一旦はころんと腹をみせて浮き上がってきましたが、
その後は水を得た魚のように(<そのまま過ぎて例えとしてイケてない)
息を吹き返しました。

いやぁ毎日同じものを見ていると、
日々の変化にも気がつかなくなってしまうんですね。
反省しました。

ちなみにThe fish with no nameは
今日もまんじりともせず(つまり元気に)水槽でじっとしてます。

Sunday, March 24, 2013

MAP


It's a matter of no importance, but we are on Maps on iOS6 :-)


















We still aren't on Google maps :-(

Wednesday, March 20, 2013

角界期待の星


先月は珍しい国から可愛らしいお客さんが来てました。

会う人みんなが女の子と見紛う程の美形坊やベシクッテ。
モンゴルでは3歳くらいまで髪を切らないそうで、
その長髪の頭(通常は結ってます)と相まって
彼に対しては当初「実はお●ん●んないのでは?」疑惑を
我々スタッフを含めみんなが抱いておりました。





















しかし、滞在期間3週間のうちにその疑いは完全に晴れました。
とにかく走る、転がる、飛ぶ。
こけても頭をぶつけても全力で動きまわる。

「あぁ、この躍動感は完全に男の子だ。
やはり普段草原を裸足で駆け回ってるからだろうなぁ・・・」

全くもって一方的な我々日本人のモンゴル人に対するそんな
紋切り型なイメージをも裏切らない彼の素朴でやんちゃな行動は、
毎日他のお客さんを含めたみんなを楽しませてくれました。

「朝青龍」に勝るとも劣らない破天荒さと、
「白鵬」並みの艶肌で将来は角界入りも噂されるベシクッテ。(嘘です)

今はまたモンゴルの草原を裸足で走り回ってるんだろうなぁ・・・。

















因に走り回るベシクッテのその横で、お父さんは毎日VAIOでfacebookやってました。(多分これが今のモンゴル人の普通の姿)

Tuesday, March 19, 2013

Yes, I'm gonna be a movie star in France.


芸術の国おふらんすから映画の撮影隊が来ておりました。
去年も同じ時期に来てくれて2年連続での長崎滞在。
なんともうれしい限りでございます。
長期滞在、しかも2年連続ともなると、
もはや宿主と客といった関係性は徐々に崩れ、
友人化というか家族化してきます。
おふらんすに残してきた彼女をiPhoneのチャット画面上で紹介され、
挨拶を交わしたりもいたしました。
そんな彼らも昨日長崎での撮影を無事に終え帰国。
途中東京でゆっくり観光でもするのかと思いきや、
その日の便でパリに向かうとの事。
帰ったら編集が待ってるらしい。
おつかれさまでございます。
別れ際はちょうど宿の男衆が集ったのでついでに記念撮影。
手前の姿をさらすのは個人的な美学に反するのですが、
撮影隊の安堵の表情が非常によかったので大公開。


















来年もまた来てくれるとうれしいけど、
何年も続けて長崎をネタに映画つくるのはさすがにきびしいですね。
「おふらんすのぱりすに僕も行きたいなぁ」
と言ったら、
「来たら電話しろよ」
と言ってくれました。
よっしゃ~、今度の休暇はおふらんすだ。
あっ、電話番号聞き忘れた、、、。

Monday, March 18, 2013

雨とサボテン


とあるところへお祝いのサボテンを送ったら、
送り先に自分の住所を指定してしまって、
自分が送った贈り物を自ら受け取るハメになったうちのオーナーが
今日地味にへこんでました。
路頭に迷ったサボテン、、、この後どこに行くのでしょう。
今日はどんよりな曇り空。
朝からはすごい雨でした。
明日は晴れるといいのにな。

Saturday, March 9, 2013

Cafe on the ROUTE カフェオンザルート

ランタンフェスティバルも終わり、ひと段落ついたはずのあかりですが、その後
もせわしなくバタバタとしていたスタッフです。
というのも、本日から長崎駅前の二十六聖人西坂公園前にてカフェをオープンし
ました!!
 
名前はCafe on the ROUTE カフェ オン ザ ルート









美味しいコーヒーと手作りサンドイッチのカフェです。
ここで地元の方々と、あかりの旅人たちが出会ったりして、
自然に旅人と街とが繋がれば良いな~と思っています。
コーヒーはゆっくりくつろいでいただけるようにマグカップサイズです!
手作りサンドイッチもボリューム満点のサイズ。
 
 
長崎駅の方へ来られたときに、是非お立ちよりください。
長崎の地元の方でも二十六聖人のある西坂公園やフィリポ教会を訪れたことがない方、
結構いらっしゃいますね。
NHKからぐぅ~っと坂を上ってみてください。
長崎らしい景色の見えるカフェでご来店お待ちしております。
 
Cafe on the ROUTE カフェオンザルート
長崎市西坂町5-14 2F
TEL: 095-865-8965
OPEN DAILY 11:00-16:00