Wednesday, August 27, 2014

もうすぐSeptember


威勢良く川の側を船が走ってます。
8月も残すところあと4日です。
そう言えば昨日はトーマスグラバーの息子「倉場富三郎」さんの69回目の命日でした。
今年もさりげなく夏が終わろうとしてます。
夏が終わると秋が来ます。
そして船が一層勢いづいて諏訪の杜を目指します。
そしてお酒が売れます、多分。
では、みなさん寝冷えに注意しましょう。

Thursday, August 14, 2014

長崎のお盆


裏山で花火が鳴ってます。
お盆です。
何も知らずにこの時期長崎を訪れた外国の人は「一体何なんだあの音は?」と若干パニックになります。
先ほどお墓を歩いてたらものすごい煙と左右を飛び交う矢火矢(ロケット花火)に確かに私自身も軽く身の危険を感じました。
しかしこれが長崎のお盆です。
そして明日は精霊流しです。
「せいれい」と書いて「しょうろう」と読む精霊流しです。
昔はパソコンで「しょうろう」と打っても「精霊」と変換されずいらだってましたが、最近のインプットメソッドは概ね対応してるみたいです。
明日は今日以上に街が爆音(爆竹の音)に包まれます。
精霊流しを見に長崎を訪れる方は耳栓をお忘れなく。
因に深夜12時くらいから道路に散乱した爆竹の残骸を清掃業のみなさんが朝までに片付けられます。
翌朝不発竹を踏んだ車の運転手がびっくりしてひっくり返らないようにですね。
いろんな人の努力があってお盆の行事は執り行われます。
旅行されてる皆様おつかれさまです。
そして帰省されてる皆様もおつかれさまです。
お仕事されてる皆様に至っては本当にご苦労様です。
そしてわざわざこちらまでいらっしゃったご先祖様もご苦労様です、ありがとうございます。

Wednesday, August 6, 2014

a scary stairway story

夏と言うことで「かいだん」話を少々。

ホステルあかりにはエレベーターがありません。
従って階上へ行く為には館内の階段を使う必要があります。
夏の蒸し暑いこの時期に最上階へあがるのは想像するだけでも体力を消耗してしまいそうですが、さりとて決して新しくはないこの建物に今更エレベータを設置できるはずもなく、われわれスタッフは毎日もくもくとこの階段を昇り降りしております。

あかりは当然宿泊施設ですのでお客さんも昇り降りをします。
外国のお客さんにとっても階段はやはり階段。
くだりは扨措き、通常、のぼりで行う、膝を曲げて今より高い位置に足を着地させ更に逆の足を更に高い位置に着地させ、、、という一連の重力に逆らう反復運動はできることなら避けたいと思うのが万国共通の人間の性です。

海外から来ていただく多くの外国人のお客さんの荷物は当然軽くはありません。
中には「おいおい、石入れてない?」と皮肉のひとつも言いたくなるくらい重い荷物もありますが、それでもチェックインされるお客さんの荷物はできるだけ我々スタッフが運ぶようにしています。

そんな荷物を運んでる我々を多くのお客さんは申し訳なさげに見つめ「ありがとう」と言ってくれます。
やさしいですね。
そしてエレベーターが無いことを詫びる我々に、
「階段なんてへっちゃらさ。オレは階段しかないアパートの5階に住んでるぜ!」(30代フランス人男性)
「大丈夫、いいエクササイズになるわ。」(20代イタリア人女性)
なんて言ってくれたりもします。

そんな優しい言葉をかけられると無駄に2往復くらいしちゃおうかななんて元気も出てくるのですが、稀にエレベーターがないことを告げると舌打ちしてくるお客さんには、
「ねぇねぇ、いいこと教えてあげる。君がもう少し高いお金だせば、エレベータと螺旋階段付きの高級ホテルへ泊まれるよ。」
と微笑んで嫌みを言って憂さをはらします。
うそです。そんなことは言えません。

ただ思うのは
「階段さえも楽しめれば、きっとその旅は最高の旅になる」
ということです。
えっ、都合よ過ぎ、、、ですか?
いやいや、ものは考えよう。
この論理も決して嘘ではないと思います。

たとえば度重なる台風の接近でこのところ雨続きの長崎でも天気の文句を言う前に、
「いやぁ〜雨が続くなぁ。。。さすが ”長崎は今日も雨だった” 、、、なんてね。(舌を出す)」
と使い古されて寧ろ新しくすら感じるオヤジギャグをかましながら旅すれば、きっと気分も上向きお天道様も顔を出すはずです。

現状の不遇を憂うより、
現状を楽しむウィットとセンスを持てればなぁ。。。
自分自身を戒めつつそんなことを思う今日この頃です。