5年目も中盤を迎えた現在、ホステルあかりは私たち夫婦を含め計5名のスタッフで運営を行っております。小さい事業を小さなチームで運営しています。
ホステルでの日々は出会いと旅立ちの連続です。
スタッフの一名もここで素晴らしい出会いを果たし、今年マレーシアにて新しい生活をスタートすることになりました。
小さな宿が、二人の人生にとって転機的な役割を果たしたことは何事にも替えがたい幸せです。二人の門出に乾杯です。
この旅立ちに備え、ホステルあかりでは新たに正規スタッフを募集することに致しました。このブログ記事やホームページなどをご覧になられたりして何かピピッと感じてもらえた皆様、一度下記の詳細もご覧ください。
http://nagasaki-hostel.com/akaristaff2012_jp.html
まとまりのない文章ではありますがちょっとだけ現在の状況への思いを綴ってみました。
西洋と東洋の異国情緒が漂う長崎、といえば魅力的で聞こえがいいのですが、若者たちにとっての長崎は仕事も都会的要素も少ない辺鄙な地方都市と映っているかもしれません。
この地は造船と漁業と観光が主要産業であり、やはりどこかで都会に憧れている西の果ての田舎町なわけです。私達は、そんな地方都市で(しかし旅人にとっての魅力的要素が詰まったこの地で)インターナショナルな旅行者を迎える「ホステル」という形態の宿泊事業を営んでいるわけですが、ふとそれはある意味チャレンジングなことなのかもしれないと思うことがあります。「ホステル」やゲストハウスといったシェアスタイルとホテルを混合したような形態は、日本、さらには地方都市においてまだまだメジャーな宿泊形態ではないこと、さらに現在でいえば円高のこと、昨年から続く原発問題、無益な価格攻勢、旅行客の季節波動、など・・・天災のようにコントロールが効かない不安定な問題を抱えていたりするからでもあります。
しかししかし、あかりスタッフの面々はみな天邪鬼な素質を兼ね備えているせいか、そんな状況を好物としているかのようで「トラブルや難問はつきもの。安直容易に事が進みすぎるほうがつまらん!」と自ら新たな道をクリエイトすべく頭を捻り捻り日々の運営を続けております。 「クリエイト」というと大げさではありますが、つまるところ私達スタッフが日々考えていることとは、こんな辺鄙な地方都市を訪ねてきてくれる旅行者の気持ちを「想像」し、有形無形の「形」でアプローチするということに集約されるのかもしれません。そんな形をつくる日々の業務はとても地味ではありますが、とても楽しいものです。そしてゲストの心にそれが通じたと感じるとき一番の充実を得るのかもしれません。
想像から生まれる小さな手助けや些細なアイデアが一生を変える思い出をつくるかもしれませんし、一生の出会いを果たすかもしれません。
何かぼんやりした記事になってしまいましたが、とにかくは、こんな私達が運営する宿で働いてくれる新しい仲間との出会いを求めております、ということです。ちょっと天邪鬼なくらいの方、私達との相性もいいかもしれません(笑)
お待ちしております。