Wednesday, June 26, 2013

サントドミンゴ教会跡と花十字紋瓦


花十字紋瓦
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
タイカレー3についてはまた次回にしたいと思います。昨日のお昼休憩の時間、桜町小学校内サントドミンゴ教会跡を訪ねました。長崎を訪れる旅行客の多くはグラバー園や平和公園を訪れてもこの場所はなかなか訪れることはないであろう史跡の一つ。ですがこの場所は、グラバーさんや原爆以前に起こった長崎のユニークな歴史を物語る場所なのです。
 
今から400年以上前。長崎は小ローマと呼ばれていた時代、この地に教会が建てられたそうです。キリスト教や南蛮貿易の歴史は長崎の歴史をユニークで特徴あるものにしている要素です。ドミニコ会のフランシスコ・デ・モラーレス神父によって、長崎県長崎市に建てられた教会の後です。迫害の力が強まりわずか五年で取り壊されたこの教会とその後の代官屋敷の跡。小学校と共に非常に整備された館内、出土品や井戸の跡、地層の展示が当時を物語ります。陶器の絵柄を眺め代官の食事や暮らしぶりを想像したり、教会時代を象徴する実物の花十字紋瓦にひとり妄想と興奮。気持ちが400年前にタイムスリップした午後のひとときでした。

南蛮貿易がもたらす富や知識や物産と引き換えに大名達は諸国に土地を寄進しキリスト教の布教を認めていたという特殊な時代。「信仰」と「南蛮貿易」、諸大名の本音はどこにあったのだろうか?1597年26聖人の殉教後、すでに始まっていたであろうカトリック弾圧政治の下、何故に多くの新たな教会が長崎に建てられることが許されていたのだろうか?興味は尽きません。
 
こちらに長崎が小ローマと呼ばれていた頃の教会跡を辿るコースが詳しく紹介されていますよ。 
http://tabinaga.jp/walk/010.php 
所在地 850-0028 長崎県長崎市勝山町30‐1(桜町小学校内)
内覧時間 9:00~17:00
休日 毎週月曜日、12月29日~1月3日
拝観料・入場料 無料
 

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