唐突ですが、ホステルあかりの客室はドミトリールームもプライベートルームも「畳」部屋です。その畳の上に西洋式のダブルベッドや二段ベッドなどを設置しています。
最近、順に畳の表替をし新しいいぐさの薫りが気持ちの良いホステルあかりの客室です。
「International Hostel」と掲げている通りホステルあかりは外国人ゲストさんも多く、日本好きで若干の憧れの気持ちをもっての旅をされている方が多いようです。日本が好きだ!とはいえ、眠る時は別なようで畳の上というのは床に寝ているような感覚にもなるそうで意外と落ち着かないそうです。私達日本人が畳に抱く落ち着き感のような独特な感覚は持ち合わせていないわけですね。
「はあ~やっぱりうちが一番!」とせっかく連れて行ってやった旅行から帰宅してガッカリなセリフを吐いてしまううちの母親のようにならないよう、海外の旅人を受け入れる宿としてはwestern bed on tatami matにしたほうがいいのかな~と開業当初に考えたことを思い出します。私達世代は子ども部屋は畳の部屋も多く、私と同年代の日本の方はホステルあかり和洋折衷ルームに懐かしさを感じられるかもしれません。
そんな思いを廻らせ、和洋折衷の畳部屋を考えてみたりしたわけですが、わたしたちの思いに反する事もたまにはあります。畳という日本の習慣を知らない外国人も少なからずいらっしゃるわけで、持参のスリッパでシャワールーム⇒廊下⇒畳⇒トイレ⇒畳みたいな動きをするゲストもたまに見かけます。そんな時は意地悪をしてスリッパを隠したりします。いえ、冗談です、そんなことはしたことはありません。もれなく畳の縁は当然踏んでしまいますしね。
ま、そんなこと知らない訳だからしょうがない、かな。いやしょうがなくない、畳は日本人のこころだぞ、郷に入れば郷に従いたまえよ、とそんな気持ちを行ったり来たりするホステルの日々です。
<余談>です。
先日福岡にある某北欧家具チェーン店を訪ねた際、家具の展示をしている日本人向けショールームの畳部屋に「靴のままお入りください」と表示されていて躊躇してしまいました。ショールームとはいえ土足で汚れてしまった畳には「何だかな~」と違和感と腑に落ちないが交錯してしまいました。そう思いながらも買い物を続けてしまうのでした。
Friday, April 25, 2014
Wednesday, April 2, 2014
ひさかたのひかりのどけき春の日にしづ心なく花の散るらむ
あかりの前のお寺のさくらも乱れ咲いて乱れ散っております。
春は出会いの季節と同時に別れの季節でもあります。
♪今年の冬はいつもの冬より賑やかだった、、、そんな気がしておりましたが、
それは別に気のせいだったわけではなく、
実際たくさんのお客さんに来ていただいたと同時に、
お掃除の手伝いをやっていただくヘルパーさんや、
ロングステイのゲストさんにも恵まれ本当に賑やかでした。
みんなで寿司を握ったり、キッシュ食べたり、
雲仙や軍艦島や釣りに行ったり、
ついでにペンキ塗ったり自転車で走り回ったり、
毎日慌ただしくも楽しい毎日でありました。
でもそんな中、一人旅立ち、一人巣立ち、
最後に3年連続でやってきた渡り鳥のMr.Kさんも昨日東京経由でカナダへと旅立たれ、
賑やかだったこの前が嘘のように寂しくなっております。(<宿ではなく私の心が)
とは言え、もちろん通常のお客さんには今日もたくさん来ていただいておりますし、
散りゆく花、去り行く友を憂えてもしかたがないので、
心機一転、今年度も張り切って業務に勤しむ所存であります。
写真はあかりキッチンの冷蔵庫。
一時期は食材で溢れかえっていたのに昨日の朝にはすっきり。
残っていたのは、安藤さんのヨーグルト(賞味期限ちょい切れ)諸々と、
Mr.Kさんの置き土産の「イカの煮付け」だけでありました。
(どちらも昨日おいしくいただきましたよ!)
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