Wednesday, April 15, 2015

孤独のナガサキ vol.1 鶏皿

ホステルといえばドミトリー、ドミトリーといえば一人旅。

いつでもどこでもだれとでもネットで簡単に繋がってしまうこの世の中。そんな時代だからこそ、つながりとは無縁の「孤独」の愉しみが増すのかもしれません。

旅のあいだだけでも一人を愉しもう、と孤独な一人旅を愛するあなた、そんな気持ちよくわかります。ホステルあかりにもたくさんの一人旅のバックパッカーがやってきます。そんな一人旅のゲストさんを応援するシリーズを密やかに始めたいと思います。

タイトルは「孤独のナガサキ」。
松重豊氏扮する輸入雑貨商五郎が仕事先で立ち寄るランチのお店をドキュメントタッチで紹介するテレ東系のTV番組「孤独のグルメ」。この番組がこの記事の師匠・笑。
「孤独のナガサキ」では日本を旅する一人旅のアロン(alone)くんが長崎の町を歩きます。

そういうわけで不定期ではありますがアロンくんが少しずつ記事をUPします。


vol.1「鶏皿」
 あかりのご近所、中島川の畔にある慶華園。

アロンくんは眼鏡橋のかかる中島川をぶらり。「ナガサキ、エキゾチックシティー・・いい街だなあ。江戸時代はどんな風景だったんだろう・・・昔はこの辺まで海水が来ていて船も入っていたのか、なんだかおれブラタモリみたいだな。ブラアロン、なんちゃって・・・(ひとり半笑)」
「お、朱色のゴージャスな構えの中華料理店、うーん一人は気がひけるな、ちょっと高そうだしどうすっか。。。」と一人旅は躊躇してしまうお店。「でもあかりのゲストさんもたくさん通ってるお店らしいからな。腹もへったし入ってみるか。。。」

「いらっしゃいませー♪」長崎を走るバスのラッピング広告でも有名なチャイナドレスマダムの歓迎で席の方へ。「やさしいマダムだなあ。おっ、ちゃんぽんに特製ちゃんぽん、よしよし。そして皿うどんか。。んっこれは・・・鶏の皿うどん?」 ちゃんぽん、皿うどんの王道をあえて外す天邪鬼なオーダーがアロン流。「鶏の皿うどんを略して鶏皿(とりさら)って言うのかあ、じゃそれひとつ、太麺で」

*ちゃんぽんに並ぶ長崎名物のひとつ「皿うどん」。
カリカリに揚げた細めんにあつあつ餡、えび・いか・あさりなどの魚介と野菜、冬場は牡蠣なんかも入ります。通常の皿うどんには豚肉も入りますが、その鶏肉バージョンは鶏皿(とりさら)と呼ばれています。長崎でも鶏皿食べれるところは少ないと思います。
面白いのは皿うどんの麺を太麺・中麺・細麺の3種類から選べること。地元民にはパリパリ細麺が一番人気のようですが、太麺・中麺も負けていません。餡の甘さはやはり長崎特有のものかもしれません。

「ああ、うまかった、次回はパリパリ細麺かな。」
「よし、腹ごしらえもしたし次はどこいこうかな~」
お店を出た満腹のアロン。
編傘橋を渡り、諏訪神社の鳥居のほうへ向かいました。

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