asian style fried rice |
Lalph |
ホステルには色んなゲストがやってきて色んなことがあります。
ラルフさんのチャーハンの話。
今はシェフの仕事が休みだそうで彼は長崎にはちょっと長めに滞在していました。
(ちなみに彼の英語はとても早くて僕は9割は勘で聞いております・笑)
「チャーハン作るんだけど食うか?」夕刻に受付にやってくる彼。
「もちろん」と答えるわたしたち。彼、なんか良いことでもあったのか?
しばらくすると彼は買い物袋に米やらを提げて帰ってきました。
そしてほどなく、
「男としてこんなことを聞くのは恥ずかしいことだがあの電磁調理器はどう使うんだ?」
僕のヒアリングが正しければ、そんな風なことを言ったのだと思います。
シェフだから、厨房の事が分からないことを恥ずかしく思ったのかも知れません。
しばらくすると
「チャーハンできたけど食うか?」
とやってきたので、
リビングに行くと十人ほどのゲスト達にも一皿ずつ持って行って「食うか?」と勧めています。一見すると近寄りがたい彼なのですが、その健気(笑)な姿がとても微笑ましかったです。彼は料理をして人が喜ぶのが好きなのだそうです。しゃべるのはそれほど得意ではなさそうな彼にとって料理はコミュニケーションの手段なのかもしれません。
チェックアウト後にはみんなで食ってくれ、と5kgの米袋の残りが置いてありました。
コミュニケーションとは決して薄っぺらな言葉でぺらぺら語ることではないのだなあ、と忘れていた何かを強く感じた出来ごとでした。
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