梅雨なのに長崎はよい天気が続いております。去年も梅雨の出だしは確かこんな感じだったように記憶しております。でも、そのうち嫌という程雨が降り出すのはもうお見通しです。弛緩した状態からのトップスピードですね。ディフェンダー置き去りです。そして雷が鳴って梅雨が明けて夏がやってくるのでしょう。知ってます。大体知ってます。お天道様はまんまとしてやったりと思っておいででしょうが、毎年同じことの繰り返しだから、私だってそろそろそのサイクルに感づいております。
さて、皆様に好評をいただいておりましたサイクリングシリーズも今回が最後でございます。最後はタイトルもインターナショナルな宿らしくかっこ良く決めてみました。いつも受付業務をサボってばかりの散走だったので、最終回はその埋め合わせとばかりに休日出勤して朝から館内清掃を終わらせ、午後からガッツリ目のコースにチャレンジ。今回目指したのは野母崎半島の先の樺島。樺島にはみんなのアイドル「ジャンボうなぎ」がいます。でも、そのまま真っ直ぐ国道を下って行くんじゃもったいないので、悪名高き「野母崎自転車道」を通ってみることに。
ぐるーーーーーと実に70km |
女神大橋をくぐり抜け比較的平坦な道が続きます。国道沿いのうどん屋で腹ごしらえしてサイクリング道路を目指しましたが、うっかり入口を通り越してしまい気がついたら自転車道中間地点まで来てしまったので仕方なくそこからスタート。巷の噂では「道が荒れてる」「景色が見えない」「登りばかり」とめちゃくちゃな言われようで、このコースの施行を推し進めたであろう議会ならびに土木課の面目丸つぶれな公共事業と位置づけられておりますが、いやいや、みるべきところは無くもないはずと意気込んで挑んではみたものの、何と言うか、、、期待せずに入った単館映画館の作品が期待通り期待はずれだったような感覚で、無事にコース半分走り切った野母崎のゴール地点では妙にしみじみしてしまいました。
途中に1カ所だけ軍艦島を見れるポイントが |
しかし目的はあくまでも「ジャンボうなぎ」。更に南の樺島を目指します。サイクリングコース終点からもう一踏ん張り急な坂道を登り終えると、そこからは一気に下りです。首に巻いてるタオルが吹き飛びそうなくらい風を切り裂いて走ります。そして橋を越えて無事樺島にたどり着きやっと会えました「ジャンボうなぎ」。もう言葉で表現するのが陳腐で空しくなる程りっぱな佇まいです。筒の中でぐーるぐる。私の為にいつもより多く回ってくれているようでした。しばし休憩の後うなぎに別れを告げ(もちろん先代「うな太郎」のお墓参りも済ませ)、後は帰れ長崎へ。
Jumbo Eel in the Well |
左手にうっすらもやで霞む軍艦島を臨みながらひた走り。野母の陸から見ると端島は本当に軍艦みたいです。道は平坦と思いきや意外とアップダウン続き。そして行きにスタートしたサイクリング道中間地点にたどり着き、そこから走りそびれた前半部分をリベンジ走行。畑の中や民家の傍や学校の上やいろんな間をすり抜けて走ります。途中すれ違うのはウォーキング中のおじさんばかり。実に「おじさん率100%」のサイクリングロード改めウォーキングロードです。。。と思いきや、山の中でガサっと音がしたので、そちらを見てみるとなんと野生の「鹿」発見。えっ、こんなところに鹿??いるんですねぇ。私が写真を撮ろうとすると「アホアホマン」のように竹の影からチラチラこちらを窺っておりました。(走行中出会ったおじさん総勢9人なので、結果おじさん率90%、鹿率10%に訂正)
竹林に確かに存在する野生の鹿 |
無事サイクリングロードを走破した後は勢い余って伊王島方面へ。しかし既に50k以上走行した体にはこの判断は少し間違っていたようでした。島は思ったより遠く、走っても走っても着かない。やっと香焼地方と島とを繋ぐ「伊王島大橋」に到着し渡り始めた時には両手が痺れだしておりました。軽い熱中症ですね。漸く島内にたどり着き、伊王島温泉にて疲れを癒します。至福のときです。湯船につかり何とか手の痺れは治まりましたが、もうそれ以上走る気が起こらなかったので島からは素直に自転車を船で輪行して市内へ。
最後は船で輪行、ミニベロお疲れっす |
そういうわけでスマホアプリ「Moves」調べで走行距離実に68.2km。たった半日にしては走り過ぎですね。でも、やはりサイクリング楽しいですよ。ご希望の方がいらっしゃったら他にもマニアックなコースもご紹介しますので、みなさんも是非是非サイクリングを楽しみに坂の町「長崎」へ。
2 comments:
いいコースでしょう!
最後に 塩温泉 で、 もう走らなくてもいい。次回はこのコースで
野母崎サイクリング道路 今思えば 走りやすく 旅行者にはいい!
あら、いつの間にコメントいただいてました?
すごくいいコースですが、キツかった。
over40は覚悟が必要です。
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