Saturday, December 31, 2011

同じ釜の飯を!

台所を、テーブルを、晩御飯をシェアします。時間と気持ちを共有するとご飯が更に美味しく感じます。そして心が温かくなります。韓国と日本のゲストさん、韓国のホストヘルパーウォンテックさんがコチジャン鳥肉じゃがを作ってくれました。

ホステルという場所、プライベートとパブリックが微妙に交錯します。こんな旅のスタイルもなかなか良いものですよ。

今年最後に、みんなで晩御飯をシェアしているこの写真を選びました。

今年は色んなことがありました。のんびりともしていられない忙しい環境ではありますが、のんびりとしていたいものです。多くの人達と交わり関わり続けることはなかなか難しいことでもありますが、それでもやはり深く関わり続けていきたいものです。

そんな瞬間をこれからも日々大事にしてまいりたいと思います。
支えて下さった皆様、ゲストの皆さまいつもありがとうございます。
皆さまにとって来年もいい一年になりますように。(し)
















Thursday, December 29, 2011

男だらけの・・・

基本的には世間にこびないのが信条のホステルあかりです。

従って世の中、特に西洋のうかれた、、、失礼、おごそかな行事にも、

毎年敢えて悪乗りせずに粛々淡々と普段通りの業務を遂行してきたわけですが、

「Happii Kurisumasu」とわざわざ日本人を気づかったローマ字表記の

クリスマスプレゼントなんかをお客さんにいただいたりすると、

いや確かに日本人としては4月8日の花まつりも大切なのだが、

意固地になるのも大人げないし、

今年はキリストの誕生日を祝っても差し支えなかろう(<まだ偉そう)と、

お客さんに鶏の胸肉(安いとか言わない)でタンドリーチキンを振る舞うことにしました。
















そうは言ったものの、そんなきらびやかな日の宿の中には何故か男性スタッフのみ。

見るからにむさ苦しい状況です。

「仕方がない、こうなりゃ男だらけのクリスマス料理大会だぁ。

司会はおりもまさおね」と、

結局、世間の度が過ぎる悪乗り以上のおっさんな乗りでクリスマス会を開催。

クリスマス料理と言ってもタンドリーチキン以外は、

つみれ鍋にレトルト参鶏湯、それと餅入りぜんざいと言ったどう考えてもクリスマスに不似合いの料理です。

タンドリーチキンはヨーグルトで味をまろやかにしてオーブンで焼きます。

残念ながら食べ散らかした写真しか残ってないのですが、

食べてくれたお客さんも満足してくれたみたいでした。

英国からのお客さんにクリスマスは何を食べるの?と訊いたら、

「七面鳥とか、もちろんチキンも食べるし、とにかく何でも食べるわよ」って言ってました。

















こうしてベリーメリーな2011のクリスマスを終えると、

もうすぐ大晦日、そして正月です。

クリスマス以来料理に目覚めた男性スタッフ達はKYT氏を中心に、

現在おせち料理の構想に余念がありません。(笑)














Thursday, December 22, 2011

この手で寿司を握ってみたかったのだ

ご近所さん、ゲストさん、お世話になった方々を誘って、忘年会のような、プレクリスパスパーティーのような小さな宴を催しました。

「メニュー何にしましょうかー?」と思案していると「握りましょうか?」とホストヘルパーのKYTさん。「えっ、握るんですか?」と私たちの声も弾みます。マイ包丁(菊一文字)を手に地元長崎を離れ、遠くカナダの地で暮らしています。

こちらでの所用を片付ける期間、私たちのお宿を手伝ってくれているのです。海外暮らしが長くなるほど日本食が恋しくなるもの、オールマイティーなKYTさんは現地の食材を駆使し日本食に近い日本食を毎食作っているそうです。


そんなわけでメニューは手巻きではなく握り寿司。
長崎の新鮮ネタで寿司を握る。




鮮魚のメッカ、長崎。 言うまでもありませんが、とにかく新鮮で旨い、なおかつ都会に比べると価格もお値打ちです。
昼休みに魚を仕入れます。
鯵、鯖、鰹、鮪、鯛、タコ、卵・・・・・。

しかしせっかくの青モノや白身の魅力を知らないであろう海外のゲストさんにはとりあえずカリフォルニアロールやサーモン、ツナあたりがよいだろうと、とりあえずお腹を満たす巻きものを用意。くるくると次々に仕上がる巻きものの数々に、ゲストからも「おおー!」などと歓声が上がったのも束の間。一瞬にしてパクリと胃の中へ飲みこまれていきます。。。。おいおい、ペース早すぎでしょう!
というわけで巻物の時間稼ぎ作戦は失敗に終わり、握りに入ります。
「この手で寿司を握ってみたかった」わたしも、師匠KYTさんの厳しい指導を経て、握りに参加。
おにぎり同様、すしの握りもポイントがあることを知りました。

口に入れた瞬間にホロッとほどけるシャリだな、ふむ、などと早速にうんちくを垂れるワタクシ弟子。
ポイントを教わった後は、とにかく自分なりに極めてみようってな気持ちになるもので2時間ほど夢中で握っておりました。 きっとみなさんも長崎の海の幸を満喫してくれたことでしょう。

こうして2011年忘年会兼ミニクリスマスパーティーは無事に幕を閉じました。

帰宅後、風呂の中での私は、手の動きを忘れまいと素振りを繰り返すのでありました。
(し)

Saturday, December 17, 2011

長崎ポストカードが届きましたよ!


長崎の季刊文化雑誌「樂」でもおなじみのカメラマン八木拓也さんの長崎のポストカードが届きました。

長崎の風物を八木流に切り取った撮った写真の数々がポストカードになりました。





長崎の「いろ」を実感します。



旅のお方も、お散歩途中のみなさんも、どうぞ一度ご覧ください。 ホステルあかりのロビーにて展示販売しております。



Akari Reception


Open :8AM-8PM


(1-3PM:お昼休み)






Friday, December 16, 2011

旅と市場

「旅先のリアルな生活をちらっとでも覗いてみたいのおーー」、と意識的にか無意識にか、多くの旅人がそんな感覚を持っているのではないかと思います。

「市場」はその欲求を満たす場所の一つかもしれません。そこに行けばその土地の人がどんなものを食べているのか、繰り広げられる会話や雰囲気からその土地の空気を感じ、外からの「よそ者」である旅人でもまちの一員になれるような気がする場所なのかもしれません。

気ままな一人旅が好きなくせに一人飯には寂しさを感じるやはり身勝手な僕なども、長旅が続くと人恋しくなるもので、そんな時は異国の地でも人の温もりや熱気を感じれる市場へと足が向いているのでありました。

ポジティブな例ではないかもしれないですが・・・以前旅をした南米や亜細亜の国々の市場ではやはり凄いやつらが並んでいるわけで「このカウンタックのようなスカイブルー色の熱帯魚は食えるのだろうか?」「さすがに両生類の干したヤツはちょっとねー・・・」などと並べられたグロテスク系やアルマジロやカエルや干したトカゲなどを目にし 「ここでの生活は厳しいな・・・」というような「異国にきちゃった感」を掻き立てられたりもしていたわけであります(笑)

長崎の市場はどうでしょう?
ちゃんぽんに入れる蛍光ピンク色と黄緑色のはんぺん・かんぼこ、なまこ、干しアワビ・えいひれ・・・外国人のみならず日本人に対しても「異国にきちゃった感」をもたせそうなものも多そうです。魚介の豊富さはもちろんのこと、麺類に至っては、うどん、そば、ちゃんぽん麺(生&ゆで)、皿うどん麺(細・太)などなど長崎色濃いラインナップです。

長崎の市場、今は数も少なくなってきました。観光用に彩られた派手さは決してありませんが、生の、ローカルの長崎を感じるのに、間違いなく最高の場所だと言えるでしょう。

ホステルあかりでは、そんな長崎の市場を楽しむプロジェクトをcariocaと密かに計画中です。
長崎のひとも旅人も超楽しめると思います。 乞うご期待!

Thursday, December 8, 2011

「ボルシチ」と「たこ焼き」の相性について


















先日のミニパーティー。
長崎在住のピーター君(ポーランド出身)が一緒に作って食べましょう、と提案してくれました。
それでは僕らも何か作ろうか、ということでのこのメニュー。
ポーランドの「ボルシチ」と大阪の「たこ焼き」。
凄まじく異色の組み合わせとなりました。
いいんです、組み合わせに少々ミスマッチがあったって。いいーんです、くぅぅー、楽しければ!と何故か川平慈英、多用しております(笑)

















さてここで問題です。
ボルシチの赤いスープの色は一体どこから来たのか?

a.ポーランドの料理人ピーターくんが野菜を切る際に誤って手を切り出た「血」による色
b.甜菜の一種「ビーツ」という野菜が持つ天然の色
c.食紅

正解は「a」なわけないじゃん、「b」です。
このビーツ、川口農園の川口さんが早朝に畑から抜いて持ってきてくれました。
もう少し待てば大きさも食べ頃、、というところを無理を言って小さいまま持ってきてくれました。
外側の赤みがスープにも出て甘さもでていい感じのスープでした。

料理担当のピーター君に聞いたところ、ポーランドでは家庭ごとにお母さんの味があるそうで、肉や他の野菜も数種類入れコトコトやるそうです。

ボルシチとたこ焼きとの相性は、もちろん抜群、であったことはいうまでもありません。

Wednesday, December 7, 2011

屋上コーヒータイム

晴れた日の屋上、実に気持ちが良いです。
12月寒そう~とかそんなことは言わないでください。

たまには空でも眺めながら飯でも食うか、と弁当をもって屋上へ。姉の家から持ってきた敷物を広げると、まあ、心地よいことになるわけです。
食後にコーヒー。えっちらおっちら一階から屋上へ。なんなのでしょう、遠足の時の弁当と同じく外で何かするとテンションが五割くらいは増し、弁当もコーヒーも違う味がしてきます。










オープンした頃に買ったハンモックももう4年。
気持ち良さそうに揺られております。

写真は今は鎌倉に帰ったゆうくん、そして赤ん坊。
二人も秋空を眺めながらゆらりゆらりと揺られておりました。

掃除を終えた午後1時から午後3時のチェックイン開始までの約二時間のお昼休み。

天気のいい日はこんな感じに過ごしております。

ゲストさんも長崎のみなさんも今度ご一緒にいかが?

Tuesday, December 6, 2011

ドメスティックホステル

屋号にインターナショナルと付いているからというのもありますが、
どうやらホステルあかりは外国人専用の宿泊施設だと思われているフシがあるようでして、
いや、それはあかりに限ったことではなく、他の宿でも言えることらしく、
先日仲良くさせていただいてる阿蘇のお宿ブログを見ていたら、

「あのぉ~、ここ日本人でも泊まっていいんですか?」

という質問を受け、それに対して川平慈英ばりに

「いいんです!くぅぅ~~~っ!!」

と応えたとか応えなかったとか言うhotでcoolな話題が載ってまして、
そうか、どこの宿でもそんな質問には川平慈英ばりのリアクションの必要性を感じているんだぁ・・・
いや違った、
どこの宿でもそんな恥ずかしがり屋の日本人からの質問があるんだぁ・・・
と、改めてしみじみと共感しておったわけですが、
そんな最中、先日なんと日本どころか長崎市内在住の方にお泊まりいただきまして、
訊くと「一度泊まってみたかった」とのことで、
いやはやなんともうれしい限りの出来事でございました。

もう興奮して冒頭からドイツ語の哲学書くらい長い一文になってしまっているわけですが、
要する私が言いたいのは、

「いいんです!泊まるのは日本人のみならず地元の人でもいいんです!!くぅぅ〜〜〜っ!!

ということでございまして、
いや、正確にはくぅぅ〜〜〜っ!!はそんなに言いたい訳でも、
実際言える勇気があるわけでもないのですが、
とにかく「たまには旅気分でも味わってみようか」くらいの感覚で
地元の方にお泊まりいただくのはインターナショナルホステルあかりと致しましても大歓迎でございます。

必ず外国人と接することができるとは限りませんが、
外国のお友達を作れる機会もむやみやたらと街中を歩き回って声をかけるより、
はるかに多いですし、何より怪しがられずに済みますしね。(笑)

写真は泊まっていただいた長崎の方と何故か宮崎名物「冷汁」をシェアして食べているところです。
運が良ければ、外国のお客さんがつくる外国料理のおすそ分けもあるかもよ。

Saturday, December 3, 2011

Khaki

















やきものと彫金KHAKIの個展が12月10日より。出島の日新ビルというレトロなビルの一角に工房があります。電車が窓から見える面白いビルの二階です。KHAKIのことについてはうまい言葉での紹介コメントが書けそうにないくせに書いてみようと思案しておりましたが、やはりいい言葉が降りてこないので僕がしゃべるのはやめておきます。僕自身はKHAKIの砂糖入れに角砂糖を入れてます。この砂糖入れに入れた砂糖をコーヒーに入れて飲むとコーヒーがますます旨くなります。これほんとです。

My friend's ceramics artist Risa Takeshita will start this year's last exhibition from 10th Dec.
Place :Room 206 Nisshin bldg,Dejima machi,Nagasaki city,Japan
Date :10th-18rh Dec 2011

She said that she wants to make a clear difference between mass-produced products and her personal works.


やきものと彫金 KHAKI(カーキ)
長崎市出島町10 -15 日新ビル206号
http://khaki.coffee-hitomachi.com/

(し)

旅と海鮮丼

旅の醍醐味。
まあ、お決まりって言われるとそこまでなんですが旅人にはやはりトライしてほしいですねー。

長崎旅で外せないのはやはりこれ。
市場でやってます、「海鮮丼」。

北海とはこれまた違う西海の海の幸、楽しんでほしいものです。
海外のゲストは、マグロ、サーモンばかりをチョイスしてしまうんですが、ほんとは青魚系とか白身系、それと貝類も攻めてほしいんですけどね・・・。写真はタイの姉妹。長崎ではタイ人ほーんと珍しい。チョイスはやはり控え目。

ちなみに本日のMY海鮮丼のラインナップ。
ダイエット中の女子チームは放っておきじゃんじゃん行きます。
まずはライスを購入。
特盛り200円大盛り150円普通盛り100円
●鯵たたき。
●ひらす。
●ミズイカ。
●真鯛。
●サーモン。
刺身は100円~。わたくしの丼は計650円。
いつもは加えてイクラもいきますが今日は天ぷら(さつま揚げのこと)x2を乗っけてみました。
ローカルなこの場所のBGMはマッチの「スニーカーブルース」♪さすが昭和スタイルの市場、ナイスチョイスです。

Thursday, December 1, 2011

My friend's Gallery18 will start new exhibition!

櫻井裕子「うつろいゆく皮」
12月2日~12月13日(月曜日休み)
12:00~19:00 at Gallery18
長崎市油屋町6-17林田ビル1階
http://www.gallery18.org/


作家さんご本人にお願いして長崎の皆さんにメッセージをいただきました。何度も書き直しながら書いて下さり、僕たちスタッフも何だか暖かい気持ちになりました。


「長崎は、とても風景がきれいな街だなと感じました。作品がまた新たな街をおとずれ、展示できる機会を頂けたことを嬉しく思っています。」


以下「2010あいちトリエンナーレ」での作家さんのコメントを引用させていただきました。
:「私の作品は、私自身と友人が被写体になっている写真を裁断し、無理矢理編み合わせることで形づくられています。私と被写体になった 人物との距離感を、写真を使って遠ざけ、編むという手段を使って異常な程までに近づけてもいます。「異常な程までに近づきながら、遠くはなれている」これ が気になる事です。 人間の形をしているという事がけして「人間らしさ」の証明ではなく、人であって人で無いようなものがあふれた時代に、一体どのように「人間らしさ」をみい だしたらよいのか。それを探す事がけしてゴールが無い事だと理解していても、探り続けてしまう人は多いのではないかと思います。今回は、作品を鑑賞者であ る多くの一般のかたの手により、変更したり更新してもらい、私とお客さんとの間で一つの概念を歪ませゴールがみえないまま練り上げ続けていく様子を作品と して提示したいです。」

明日12月2日は作家さんご本人がギャラリーにいらっしゃいます。 Don't miss it!!

2日お昼休み時間、あかりのスタッフでギャラリーのドアをとんとん。
作家さんとギャラリーの永山さんとタルト屋さんと宿のわたしでギャラリーの四隅に立って遊んでみたりしてきました。

作品については私がコメントするのも野暮ってものです。
とにかくみなさん、ギャラリーのドアを叩いてみましょう。