Thursday, December 22, 2011

この手で寿司を握ってみたかったのだ

ご近所さん、ゲストさん、お世話になった方々を誘って、忘年会のような、プレクリスパスパーティーのような小さな宴を催しました。

「メニュー何にしましょうかー?」と思案していると「握りましょうか?」とホストヘルパーのKYTさん。「えっ、握るんですか?」と私たちの声も弾みます。マイ包丁(菊一文字)を手に地元長崎を離れ、遠くカナダの地で暮らしています。

こちらでの所用を片付ける期間、私たちのお宿を手伝ってくれているのです。海外暮らしが長くなるほど日本食が恋しくなるもの、オールマイティーなKYTさんは現地の食材を駆使し日本食に近い日本食を毎食作っているそうです。


そんなわけでメニューは手巻きではなく握り寿司。
長崎の新鮮ネタで寿司を握る。




鮮魚のメッカ、長崎。 言うまでもありませんが、とにかく新鮮で旨い、なおかつ都会に比べると価格もお値打ちです。
昼休みに魚を仕入れます。
鯵、鯖、鰹、鮪、鯛、タコ、卵・・・・・。

しかしせっかくの青モノや白身の魅力を知らないであろう海外のゲストさんにはとりあえずカリフォルニアロールやサーモン、ツナあたりがよいだろうと、とりあえずお腹を満たす巻きものを用意。くるくると次々に仕上がる巻きものの数々に、ゲストからも「おおー!」などと歓声が上がったのも束の間。一瞬にしてパクリと胃の中へ飲みこまれていきます。。。。おいおい、ペース早すぎでしょう!
というわけで巻物の時間稼ぎ作戦は失敗に終わり、握りに入ります。
「この手で寿司を握ってみたかった」わたしも、師匠KYTさんの厳しい指導を経て、握りに参加。
おにぎり同様、すしの握りもポイントがあることを知りました。

口に入れた瞬間にホロッとほどけるシャリだな、ふむ、などと早速にうんちくを垂れるワタクシ弟子。
ポイントを教わった後は、とにかく自分なりに極めてみようってな気持ちになるもので2時間ほど夢中で握っておりました。 きっとみなさんも長崎の海の幸を満喫してくれたことでしょう。

こうして2011年忘年会兼ミニクリスマスパーティーは無事に幕を閉じました。

帰宅後、風呂の中での私は、手の動きを忘れまいと素振りを繰り返すのでありました。
(し)

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